なぜガソリンが高いのか?高騰の決定打と税の闇&節約術を徹底解明

なぜガソリンが高いのか?高騰の決定打と税の闇&節約術を徹底解明の背景について、専門知識を基に徹底解説します。

多くのドライバーが最も理不尽さを感じるのが、ガソリン価格に含まれる税金の多重構造です。レギュラーガソリン1リットルあたりの価格の内訳を詳細に分解すると、驚くべき税金比率の実態が浮き彫りになります。

ガソリンには「本則税率(28.7円/L)」に加え、1970年代の道路整備財源確保を目的に上乗せされた「暫定税率(25.1円/L)」が課されており、合計で53.8円/Lのガソリン税(揮発油税+地方揮発油税)が課されています。さらに石油石炭税(2.8円/L)や温暖化対策税も加算されます。

内訳項目金額(目安)構成比率編集部の見解・問題点本体価格(原油+精製・輸送費・利益)約90〜105円約55〜60%為替相場や国際原油相場の変動を直接受ける領域ガソリン税(本則税率+暫定税率)53.80円約30〜33%当分の間税率として常態化。法的な廃止論争が頻発石油石炭税+温暖化対策税2.80円約1.5%輸入原油全般に一律で課される環境関連税消費税(10%)約16〜17円約10%税金にさらに消費税が課される二重課税状態

最大の問題はガソリン二重課税(タックス・オン・タックス)です。ガソリン税が含まれた合計金額に対して10%の消費税が課税されているため、「税金に対して税金を払わされている」構造になっています。業界団体や有識者から長年見直しが求められているものの、貴重な一般財源として手放したくない政府・財務省との間で議論は平行線を辿っています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。