奇跡の60代俳優たち|阿部寛・堤真一らの現在と還暦の圧倒的魅力

奇跡の60代俳優たち|阿部寛・堤真一らの現在と還暦の圧倒的魅力の特集記事をご紹介します。最新トレンドが満載です。

現在60代で活躍する俳優たちも、20代〜30代前半は「若手イケメン俳優」としての葛藤に直面していました。実は、ここに息の長いキャリアを築くための決定的な転換点があります。

メンズノンノの初代専属モデルとして爆発的な人気を誇った阿部寛さんは、20代後半に「背が高すぎて相手役とバランスが取れない」「モデル出身で演技が未熟」と評され、仕事が激減する苦難の時期を経験しました。パチンコで食いつなぐほど困窮したというエピソードは自著や特番インタビューでも語られています。しかし、つかこうへい演出の舞台『熱海殺人事件』への出演を機に泥臭い芝居へ舵を切り、二枚目イメージを自ら壊して『TRICK』の上田次郎役などで唯一無二のポジションを確立しました。

唐沢寿明さんもまた、特撮番組のスーツアクターや無名時代の下積みを経てトレンディドラマでブレイクした後、名作『白い巨塔』の財前五郎役で野心と脆さを併せ持つ複雑な人物像を見事に演じ切り、本格派俳優へと飛躍しました。

彼らに共通するのは、「若さや美貌という消費期限のある武器」に依存せず、30代後半〜40代で自ら汚れ役や癖のある脇役に挑んだことです。プライドを捨てて演技の幅を広げた経験こそが、60代を迎えた今、主役を張るだけでなく「作品を支える重厚な実力派名脇役」としても重宝される最大の要因となっています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。