夜空を焦がす銀河の輝き!肉眼で圧倒される星空絶景と最新観測法
宮沢賢治が名作『銀河鉄道の夜』の中で描いた、白鳥の停車場から南十字星へと続く銀河の旅路。あの詩的でどこか切ない幻想世界は、現代の最先端宇宙探査とも確かに地続きで結ばれている。
宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が推し進める数々の小惑星探査や深宇宙ミッションは、かつて文学が夢見た「宇宙の渚」へ人類が物理的に手を伸ばすプロセスそのものだ。渡部潤一氏が指摘するように、夜空を見上げて覚える原初的な好奇心こそが、科学の扉を開く原動力となる。白鳥座からさそり座へと夜空を縦断する光の帯を前にするとき、私たちは文学の叙情詩と最先端の宇宙物理学という二つの視座を同時に体験しているのだ。