名古屋外国語大学の難易度推移と圧倒的就職率を誇る独自の強み
名古屋外国語大学の近年の目覚ましい躍進を語るうえで、ドストエフスキー研究の第一人者であり前学長を務めた亀山郁夫氏の存在は外せない。同氏が掲げた「実用的な語学力にとどまらない、深い教養と思索力の涵養」という教育指針は、大学全体の文化として根深く息づいている。
語学は単なるツールに過ぎない。そのツールを使って何を語り、いかに深い洞察を社会に提示できるか。文学や哲学、歴史、社会学を取り入れた横断的なカリキュラムは、学生たちの知的な足腰を鍛え上げた。単なる即戦力スキルにとどまらない、本質的な「知のタフさ」を備えた卒業生を輩出し続ける基盤は、この教養重視の哲学によって構築されたのだ。