小樽ステンドグラス美術館の真相|料金・所要時間・撮影ルール徹底解剖

小樽ステンドグラス美術館の真相|料金・所要時間・撮影ルール徹底解剖に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

館内に並ぶ作品群は、単なる美術工芸品やレプリカではありません。大半がヴィクトリア女王の統治期(19世紀後半〜20世紀初頭)にイギリス国内のプロテスタント教会へ実際に設置されていた歴史遺産です。

当時、産業革命によって世界経済の頂点に君臨したイギリスでは、教会建築ラッシュとともにステンドグラス制作の黄金期が到来しました。しかし20世紀後半、第一次・第二次世界大戦の戦火や都市再開発、信徒の減少によって数多くの教会が取り壊しの危機に直面。貴重なステンドグラスの多くが散逸・破壊の運命を辿る中、これらを散逸から守り、後世へ継承するために収集・修復を行ったのが、ニトリグループが設立した公益財団法人似鳥文化財団でした。

館内のステンドグラスには、新約・旧約聖書に登場する「最後の晩餐」や「キリストの受難」、カンタベリー大司教トーマス・ベケットの殉教物語など、当時の信徒たちへ教義を視覚的に伝えるための図像が克明に描かれています。吹きガラス特有の色ムラや細かな気泡、職人の手仕事による繊細なエナメル絵付けの筆跡を至近距離で観察できる点は、本物ならではの醍醐味と言えます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。