瀬戸内のジャンヌダルク鶴姫の真実!最新研究とメディア展開の全貌
伊予大三島の三島明神(現・大山祇神社)の最高神職・大祝職(おおほうりしょく)の家に生まれた大祝鶴姫。当時の戦国時代における瀬戸内海は、大内氏や細川氏、さらには能島村上氏などの海賊衆が覇権を争う極めて緊迫した地政学的要衝であった。
大内氏の周防水軍が大三島へ侵攻した際、戦死した兄たちに代わり水軍の指揮を執ったとされる伝承は、長らく『大祝家記』等の記述に依拠していた。しかし最近、地元の古文書蔵から発見された書状の断片により、当時の大祝家が単なる神社神職にとどまらず、独自の海上防衛組織を組織・運用していた実態が補強された。戦術的知略と信仰心の融合――彼女が指揮した戦いは、宗教的聖域を守るための壮烈な防衛戦であったことが改めて浮き彫りになっている。