「麺をすするとむせる」は喉の危険信号!原因と誤嚥を防ぐ新常識
若い頃と同じようにすすっているつもりでも、30代後半から50代にかけて急激にむせやすくなる背景には、加齢に伴う感覚器と筋肉の不可逆的な変化が横たわっています。加齢 むせやすくなる 理由として特に決定的なのが、のどぼとけ(甲状軟骨)の位置の低下と、喉頭挙上筋群(甲状舌骨筋など)の筋力減退です。
20代の若年層では、飲み込みの瞬間にのどぼとけが瞬時に2〜3センチメートル跳ね上がり、気管のフタが素早く密閉されます。対して筋力が低下した中高年層では、この引き上げスピードがコンマ数秒遅れ、さらに喉の粘膜の知覚センサーも鈍化するため、フタが完全に閉まる前に麺の先端や飛沫が気管へ滑り込んでしまいます。厚生労働省の人口動態統計を見ても、誤嚥性肺炎による死亡者数は70代以降で跳ね上がりますが、その予兆となる機能低下は40代から着実に始まっています。
まずは、自身の喉が発している衰えのサインを以下の客観データとセルフチェック指標で把握することが先決です。
上記の嚥下機能 低下 チェックに加えて、日常の食事で「お茶や水でむせる」「食後に声がガラガラと嗄声(させい)になる」「喉に食べ物が残る違和感がある」といった項目に心当たりがある場合、嚥下障害 初期症状が静かに進行している可能性を視野に入れる必要があります。