バレーの突き指テーピング決定版!悪化を防ぐ固定法と骨折見分け方

バレーの突き指テーピング決定版!悪化を防ぐ固定法と骨折見分け方にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

バレーボールの練習中や試合中に突き指をした際、昭和・平成の部活動で広く信じられていた「指を強く引っ張ると関節の噛み合わせが直る」という処置を実践するのは絶対に避けてください。辻堂茅ヶ崎サルビア整骨院などの臨床現場やスポーツ整形外科医の報告でも強調されている通り、突き指の正体は関節を支える側副靭帯の断裂や関節包の損傷、あるいは腱の剥離です。損傷してちぎれかけている組織を外力で引っ張れば、部分断裂が完全断裂へと悪化し、微細な骨折片が大きくずれる原因になります。

受傷直後に取るべき行動は、ただ一つ「突き指応急処置RICE処置」の迅速な遂行です。スポーツケアの現場において、受傷から最初の24時間以内の対応が組織の修復スピードを大きく左右します。

【RICE処置の具体的プロトコル】
1. Rest(安静):直ちにプレーを中断し、患部の指を動かさないよう保護します。
2. Ice(冷却):氷嚢や氷水をあて、15分〜20分間患部を冷やします。感覚が麻痺してきたら一度外し、痛みがぶり返したら再び冷やすサイクルを繰り返します。凍傷を防ぐため、氷を直に当てず薄いタオルを挟むのが鉄則です。
3. Compression(圧迫):テーピングや弾性包帯で適度に圧迫し、内出血と腫れの広がりを物理的に抑え込みます。ただし、指先が紫色に変色したり痺れが出たりするような強すぎる圧迫は避けます。
4. Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置へ保ち、静脈血やリンパ液の滞留による腫脹を軽減させます。

痛みを我慢して冷水に数秒浸しただけでコートに戻る選手が見られますが、組織の内部では毛細血管の出血が続いています。初期の腫れを最小限に抑え込むことこそが、後述するテーピングの効果を最大限に引き出す必須条件です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。