メルエムとコムギの最期!軍儀に隠された伏線と念能力の真相
軍儀の盤上には、ふたりの運命を象徴する極めて精巧な伏線が張り巡らされていた。その最たる例が、コムギが過去に編み出し、自ら打ち破った秘手「孤城不知(こじょうふち)」である。
孤城不知は、孤立した王を囮にして敵を引き込み、反撃を狙う奇策だった。しかしコムギ自身がその戦術の決定的な弱点である「帥(すい)の死角」を突き、過去に自ら死手として葬っていた。この盤上のドラマは、まさにメルエムという圧倒的孤高の存在が、自らの全能力をもって世界を制覇しようとしながらも、絶対的な死角=人間への愛と脆さを抱えて散っていく結末を残酷なまでに予言していたのだ。