人と防災未来センターは怖い?見どころや料金・所要時間まで徹底検証

人と防災未来センターは怖い?見どころや料金・所要時間まで徹底検証とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

インターネット上の検索コミュニティや旅行系レビューで散見される「怖い」という言説を深掘りすると、その核心は西館4階に位置する「1.17シアターの震災追体験」に集中しています。

このシアターでは、1995年1月17日午前5時46分、神戸の街を突如襲ったマグニチュード7.3・最大震度7の直下型地震の瞬間が、大型映像・立体音響・特殊照明を駆使して再現されます。上映時間は約7分間。薄暗いホールに入場した観客の眼前で、突如として地鳴りのような重低音が鳴り響き、高架橋が崩落し、電柱のトランスが火花を散らし、木造家屋が一瞬にして圧壊していく様子が視覚と聴覚を容赦なく揺さぶります。

この追体験について、心理学や災害社会学の知見では「代理受傷(過度な共感による精神的動揺)」や急性ストレス反応に近い情動を引き起こす可能性が指摘されています。事実、現地スタッフの証言や保護者の手記によると、大きな音や暗闇に耐性のない未就学児が泣き出してしまったり、実際に阪神・淡路大震災や東日本大震災で被災した来館者が当時の記憶を急激にフラッシュバックさせたりするケースが報告されています。

しかし、これは単なるエンターテインメントとしての恐怖演出ではありません。「自然の猛威と都市型災害の恐ろしさを誤魔化さず伝える」という同センターの徹底した展示思想の表れです。館内にはシアターを鑑賞せずに次のフロアへ進める迂回通路が常設されており、スタッフによる事前のアナウンスも徹底されています。恐怖の正体を正しく知っておけば、過度に不安がる必要はありません。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。