「トランス脂肪酸ゼロ」の嘘と真実:2026年の最新科学が明かすマーガリンの正体
多くの国内メーカーは、部分水素添加油脂の使用を取りやめ、トランス脂肪酸の含有量をバター未満に抑えることに成功した。これで一件落着かと思いきや、新たな問題が浮上している。トランス脂肪酸を減らすために代用されたのが、常温で固体を保ちやすい「パーム油」だ。
パーム油には飽和脂肪酸が豊富に含まれている。飽和脂肪酸の過剰摂取は、悪玉コレステロール(LDL)を上昇させ、動脈硬化のリスクを高めることが分かっている。トランス脂肪酸を避けた結果、別の心血管リスクを抱え込むという皮肉な構図が生まれているのだ。