「塗るだけでサイズアップ」は嘘?美容皮膚科医が語るバストの真相
かつてバストケア市場を席巻し、深刻な健康被害をもたらした成分の記憶も記憶に新しい。タイ原産の豆科植物であるプエラリア・ミリフィカだ。強い女性ホルモン(エストロゲン)様作用を持つこの成分は、サプリメントとして大量に摂取されたことで月経不順や不正出血、皮膚障害などを引き起こし、厚生労働省が注意喚起を行う事態へと発展した。
クリームなどの外用剤に配合される場合、経口摂取ほど直接的な全身作用は出にくいとされるが、ホルモンバランスへの影響や重度の皮膚トラブルを起こすリスクがゼロになるわけではない。成分濃度の不透明な製品や個人輸入品を使用することで、肌荒れやアレルギー反応を訴える皮膚科受診者は後を絶たない。美しさを求める行動が、かえって身体の健やかさを損なう本末転倒な事態は避けるべきだ。