「バイブス高め」の意味とは?テンションとの違いや死語疑惑の真相

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「バイブス高め」という言葉の骨格を成す「バイブス(vibes)」は、英語の「vibration(振動)」の複数形に由来します。1960年代後半から1970年代の欧米のヒッピーカルチャーや音楽シーンにおいて、「人や場所が発するオーラ、直感的な気配、心の波長」を「good vibes」「bad vibes」と表現したことが発端です。

この表現が日本に流入したのは、1990年代のレゲエやヒップホップ、クラブカルチャーの現場でした。音楽に身を委ねたときに生まれる一体感や、言葉に頼らない直感的な共鳴を指して「バイブス」と呼んでいた文化が、2010年代に入って日本のギャルカルチャーへと接続されます。

決定的な転換点となったのは、ファッション雑誌『egg』のモデルたちを中心とした発信や、リアリティ番組『テラスハウス』でモデルの今井華氏が自然体で「バイブス」という言葉を多用したことでした。2013年には「ギャル流行語大賞」で1位を獲得。「バイブス上がる」「バイブス高め」といった派生語が瞬く間に全国区のお茶の間へ広まり、アンダーグラウンドな音楽用語から、誰でも感情を共有できるポップな若者言葉へと変貌を遂げました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。