シマトネリコの剪定時期はいつ?枯らさない手入れと切り戻しの極意
「庭植えにしたら年間1メートル以上伸びてしまい、手に負えない」という声は非常に多く聞かれます。地植えのシマトネリコは放置すると8〜10メートル以上の高木に成長するため、住宅地では人為的に樹高をコントロールする技術が欠かせません。
樹形を美しく、かつコンパクトに維持するための実践テクニックは以下の3ステップです。
ステップ1:樹高を抑える「芯止め(しんどめ)」のやり方
希望する高さの少し下の位置で、主幹(一番太い縦の幹)を剪定バサミやノコギリでスパッと切り落とします。この際、「枝分かれしている分岐点のすぐ上(数ミリ上)」で切るのが鉄則です。中途半端な位置で幹の途中を切ると、切り口付近が枯れ込んで見た目が損なわれるだけでなく、そこから無秩序に細い枝(ほうき状の枝)が乱発して樹形が崩れます。
ステップ2:「どこを切るか」見極める透かし剪定の基準
シマトネリコの魅力である「木漏れ日が揺れる軽やかさ」を作るには、外側の葉を刈り込むのではなく、内側の不要な枝を根元から外す透かし剪定を行います。切るべき不要枝は以下の通りです。
- 徒長枝(とちょうし):幹から真上に向かって勢いよく垂直に伸びている枝
- 交差枝(こうさし):他の枝と交差して擦れ合っている枝
- 平行枝(へいこうし):上下で同じ方向に並んで伸び、日光を遮っている枝
- 逆さ枝・下がり枝:内側に向かって伸びている枝や、極端に垂れ下がった枝
- ひこばえ:株元・地際から生えてくる細い若芽
ステップ3:枝分かれの「Y字」を残して間引く
枝が3股以上に分かれている箇所を見つけたら、真ん中の太い枝や勢いの強すぎる枝を分岐部から切り落とし、外側に向かう細い枝2本(Y字)を残すようにします。これにより、枝先への養分が適度に分散され、ふんわりとした自然な樹形が長持ちします。