『ドラえもん』初期の衝撃真相!幻の設定とアニメ化秘話を徹底解説
連載が始まった1969年当時、主人公であるドラえもんの立ち位置は現在とは随分異なっていた。未来からやってきた頼もしい保護者というよりは、野比家に居座って騒動を巻き起こす厄介者という色彩が濃かったのだ。尾を引っ張ると姿が消えるという謎の機能や、道具を乱暴に使って事態を悪化させる暴走ぶりは、初期特有の刺激的な面白さに溢れている。
作風の根底にあったのは、日常の風景に突如異物が出現するSFファンタジーの醍醐味である。のび太もまた単なる弱虫ではなく、初期は暴力に訴えたり調子に乗りすぎたりと、より等身大で泥臭い少年として描かれていた。こうした粗削りなエネルギーこそが、昭和の子どもたちを虜にした最大の原動力だったと言える。