【2026年現地ルポ】本物のツーンが世界を魅了する——気候変動に立ち向かう「菊地 わさび 園」と日本伝統辛味の未来
農園の周辺は、ただ生産するだけの場にとどまらず、体験型観光の拠点としても注目の的だ。
とれたてのわさび葉を使ったお浸しや、茎の醤油漬けは、地元ならではのシャキシャキとした食感が魅力。現地を訪れた参拝客や観光客の間で大人気となっているのが、すりたての生わさびを贅沢にトッピングした「生わさびソフトクリーム」だ。一口食べるとミルクの濃厚な甘みが広がり、遅れて鼻を抜けるツーンとした辛味が爽やかな余韻を残す。
こうした直売所限定のメニューを目当てに、週末には遠方から多くのドライブ客が足を伸ばし、周辺の温泉街や道の駅と連携した地域全体の経済波及効果を生み出している。