甲府盆地に浮かぶ「孤高の独立峰」に今、世界が注目する理由——2026年、歴史とワインが交錯する塩ノ山のリアル

甲府盆地に浮かぶ「孤高の独立峰」に今、世界が注目する理由——2026年、歴史とワインが交錯する塩ノ山のリアルの特集記事をお届けします。役立つ情報が詰まっています。

歴史のページをさかのぼると、この地がいかに深い文芸の香りを楽しんできたかがわかる。平安時代の『古今和歌集』をはじめ、『後撰和歌集』や『新古今和歌集』に至るまで、この山は数多くの和歌に登場する「歌枕(名所)」として都の貴族たちに知られていた。

「しほのやま さしでのいそに すむちどり……」と詠まれた時代、海を持たない甲斐の国でありながら、「塩」や「磯」といった海を連想させる言葉が重ね合わされた背景には、人々の深い憧憬が存在したのだろう。時を超えて現在も山道沿いには歌碑が点在し、千年前の歌人たちが感じたであろう風の匂いを今に伝えている。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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