一澤帆布の長男信太郎はその後どうなった?泥沼裁判の結末と現在の真相
お家騒動の渦中、長男・信太郎氏と行動を共にしていた四男の一澤喜久夫氏の現在も注目すべきポイントです。喜久夫氏はもともと一澤帆布の工房で職人として働いており、一時は長男側の取締役として名を連ねていました。
しかし、長男側の敗訴が決定的となる過程で喜久夫氏は陣営を離れ、2007年に自らの手で新ブランド「喜一澤(KIICHIZAWA)」を立ち上げて独立を果たしました。
喜一澤は現在も京都・東山区の知恩院古門前に直営店舗を構え、独自の帆布バッグや小物の製造・販売を続けています。デザインやカラーバリエーション、ポケットの配置などに独自の工夫を凝らしており、一澤信三郎帆布とは競合しつつも、四男ならではの丁寧な手作り鞄として固定ファンを獲得しています。兄弟の歴史の荒波をくぐり抜け、職人としての腕で自活の道を切り拓いたもう一つの現在地です。