チェンマイのタイ料理名店とバンコクとの違いを徹底解剖【2026最新】
タイ料理と一口に言っても、バンコクを中心とする中部料理と、チェンマイを中心とするタイ北部(ランナー)料理とでは、使用する食材や味の設計思想が根本から異なります。タイ北部料理は隣接するミャンマーやラオス、中国・雲南省の食文化から強い影響を受けており、地理的・歴史的背景が独自の進化を促しました。
バンコクの宮廷料理や屋台料理では、ココナッツミルクの甘み、ナンプラーの塩気、唐辛子の辛さ、マナオ(タイライム)の酸味が混ざり合うパンチの効いた味が主流です。一方、山岳地帯に位置するチェンマイでは、ココナッツミルクを多用する料理はカオソーイなど一部に限られ、澄んだスープベースや野生ハーブの苦味・香り、豚肉の旨味を活かした調理法が中心となります。主食も白米(カオスワイ)ではなく、蒸籠で蒸し上げたもち米(カオニャオ)を手でちぎって食べるスタイルが基本です。