摩天楼の影:ドバイのホームレス実態と年収1000万「プロ乞食」
ドバイの奇跡的な発展を牽引してきた最高指導者シェイク・モハメド(モハメド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム)副大統領兼首相は、「世界で最も安全で、最も幸福な都市」という壮大な国家ビジョンを掲げてきた。最先端技術の導入や未来的な都市計画は、世界中から投資と優秀な人材を呼び寄せる原動力だ。
しかし、その完璧な国家ブランディングを維持するためには、「貧困」や「浮浪」といった要素は都市のキャンバスから徹底的に排除されねばならない。美しい景観を保つための厳格な法執行は、都市の価値を高める一方で、構造的弱者をさらに追い詰める二律背反を抱え続けている。