難役を怪演し続ける佐津川愛美の凄み!名作の裏側と最新作の全貌
佐津川愛美のキャリアを語る上で外せないのが、吉田恵輔監督がメガホンをとった映画『ヒメアノ〜ル』である。日常の些細な恋愛模様から突如として理不尽な暴力と狂気の世界へ転落していく本作において、彼女は過酷な運命に巻き込まれるヒロイン・ユカを演じきった。
絶叫、恐怖、そして生への執着。極限状態に追い詰められた人間の呼吸や震えが、観客の皮膚感覚にダイレクトに伝わってくる。吉田恵輔監督が描く人間の無様さや哀愁と、彼女の身体を張ったリアリズムが見事に共鳴した結果、サスペンス映画史に残る緊迫感が生み出された。