ルースとプレストパウダーの違いは?崩れ防止と美肌見えの選び方

ルースとプレストパウダーの違いは?崩れ防止と美肌見えの選び方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

ネット上の美容情報には、成分や製剤技術の進化をアップデートできていない古い通説や誤解が蔓延しています。ここで代表的な3つの誤解を正しく解体しておきましょう。

第1の誤解は、「プレストパウダーは固形だから絶対に厚塗りになり、老け見えする」という言説です。確かに平成初期のプレスト製品は、粉体を固めるために重質なワックスや鉱物油を多く使用しており、重ね塗りすると粉っぽさが強調される傾向にありました。しかし最新技術では、揮発性シリコーンオイルを用いた「ウェットプレス製法」や、空気圧だけで押し固める技術が進化しています。現在のプレストは、ブラシでふわりと取ればルースと見分けがつかないほど極薄に密着させることが可能です。つまり、プレストパウダー固形と粉末の使いやすさ比較において、仕上がりの厚みはもはや製法の問題ではなく「ツールの使い方」に依存しています。

第2の誤解は、「ルースパウダーはカバー力が一切ない」という極論です。確かに無色透明のトランスルーセントタイプは色補正力が控えめですが、毛穴カバー力と崩れにくさの比較という観点では極めて優秀です。球状シリカなどの多孔質粉体が配合されたルースは、毛穴の影に入り込んで光を全方位に乱反射させるため、色で塗りつぶすのではなく「光でアラを飛ばす」という高度なカバー力を発揮します。

第3の誤解として挙げられるのが、「プチプラとデパコスに本質的な差はない」という認識です。プチプラとデパコスの違いとネットの反応を検証すると、1,000円〜2,000円台のプチプラ製品は皮脂固定力に特化した製品が多く、コストパフォーマンスの高さで若年層を中心に絶大な支持を得ています。一方で5,000円〜1万円を超えるデパコス製品は、粉体の一粒一粒をアミノ酸やヒアルロン酸、植物オイルでコーティングする「微粒子湿式コーティング技術」を採用しています。これにより、パウダーでありながら夕方になっても突っ張らない保湿持続性と、くすみを防ぐピグメント技術が担保されています。皮脂を力技で止めるか、スキンケアの延長として美しく調和させるかという設計思想の差が、明確に価格へ反映されているのが現実です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。