道志村女児不明事件の全真相と現在|発見の経緯と残された謎を検証
事件が発生したのは2019年9月21日午後3時40分ごろのことでした。千葉県成田市から家族や子育てサークルの仲間たちとともに、山梨県南都留郡道志村の「椿荘オートキャンプ場」を訪れていた小倉美咲さん(当時7歳)は、おやつを食べた後、先に遊び広場へ向かった他の子どもたちを1人で追いかけました。しかし、このわずか数十メートルの移動を最後に、その消息は完全に途絶えました。
異変に気づいた家族や周囲の大人が直ちに周辺を捜索したものの手がかりはなく、同日午後5時前に警察へ通報。翌日からは山梨県警、地元消防、自衛隊が動員され、延べ1,700人規模による空前の山狩りが行われました。捜索ボランティア当時も全国から有志が現地に駆けつけましたが、足取りを示す痕跡や遺留品は一切見つからず、同年10月6日をもって大規模な現地捜索本部は縮小を余儀なくされました。
事態が急展開を迎えたのは、失踪から約2年半後の2026年4月23日でした。キャンプ場から北東に約600メートル離れた山中の枯れ沢付近で、捜索ボランティアの男性が人の頭骨の一部を発見。警察へ届け出たことから再捜索が始まりました。
その後、周辺の斜面や土砂の中から、美咲さんが当時着用していたものと同型のエメラルドグリーンのニューバランス製スニーカー(右足・左足)、靴下、衣類の一部、肩甲骨などが相次いで収容されました。警察庁科学警察研究所および山梨県警によるミトコンドリアDNA鑑定、さらに核DNA鑑定の結果、発見された骨格格および遺留品は美咲さんのものと断定され、2026年5月14日、警察は美咲さんの死亡を公表しました。