400年の名門が挑む激動の再編!次世代エネルギー投資の全貌
住友の歴史を紐解くと、創業者である住友政友が残した「文殊院旨書」に行き着く。「浮利を追わず」という商いは、目先の利益よりも信用と誠実さを重視する精神として、四世紀にわたり受け継がれてきた。この経営哲学こそが、幾多の動乱期を乗り越える原動力となった。
グループの産業基盤を揺るぎないものとしたのが、愛媛県で展開された別子銅山開発事業だ。元禄時代に開坑されたこの鉱山は、日本の近代化を支える巨大な産業へと成長を遂げた。しかし、その過程では技術的限界や環境問題という激しい荒波に直面することになる。
その難局を打破したのが、初代総理の広瀬宰平だった。広瀬は西洋の最新技術を貪欲に導入して採掘体制を近代化させただけでなく、煙害問題の解決や植林事業による国土復元に尽力した。「事業の発展と社会課題の解決は両立しなければならない」という思想は、現代でいうサステナビリティ経営の先駆けと言える。