なぜ札幌市時計台は「がっかり」なのか?噂の真相と2026年最新の見どころ

なぜ札幌市時計台は「がっかり」なのか?噂の真相と2026年最新の見どころについての最新情報をご紹介します。

札幌市時計台の正式名称は、「旧札幌農学校演武場」です。1878年(明治11年)、北海道大学の前身である札幌農学校の初代教頭ウィリアム・S・クラーク博士の構想に基づき、2代目教頭ウィリアム・ホイーラーが基本設計を行って建設されました。1970年には国指定重要文化財に指定された、日本屈指の貴重な近代木造洋風建築です。

敷地内の券売機でチケットを買い、一歩館内に足を踏み入れると、外の喧騒が嘘のように遮断された木造空間が広がります。

1階展示室では、クラーク博士の招聘から始まる開拓使の歴史、内村鑑三や新渡戸稲造ら初期卒業生たちが残した足跡、そして時計機械の変遷が豊富な資料や模型とともに体系的に展示されています。展示パネルを丁寧に追うことで、極寒の原野を開拓するための知性と魂がこの場所から生まれた事実を追体験できます。

そして最大の見どころが2階の「演武場」です。かつて生徒たちが軍事訓練や体育の授業、入学式・卒業式を行ったこの大広間は、柱のない広々とした吹き抜け構造と、明治の職人技が光るトラス構造の木製天井が圧巻の迫力を誇ります。ステージにはクラーク博士の等身大ブロンズ像がベンチに腰掛けており、隣に座って肩を並べながら記念撮影ができる人気のスポットとなっています。

また、2階奥に設置された「時計機械の展示」は見逃せません。現在も塔の上で時を刻み続けている時計と同じ、米国E・ハワード社製の機械式塔時計(1881年製・日本最古クラスの現役時計)の同型兄弟機がガラスケース越しに公開されており、重りとおもりロープ、振り子と歯車がカチカチと連動して動く精密な鼓動を間近で観察できます。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。