愛新覚羅の現在と末裔の真相|ラストエンペラーの血筋と日本で活躍する医師の系譜
「愛新覚羅」という特徴的な四文字は、漢語ではなく満州語の音訳(当て字)に由来します。満州語において「愛新(Aisin/アイシン)」は「金(ゴールド)」を意味し、「覚羅(Gioro/ギョロ)」は彼らの発祥地や家系・姓氏を指す言葉です。すなわち、全体としては「金の一族」という意味合いを持ちます。
17世紀初頭、ヌルハチが満州族(女真族)を統一して「後金」を建国し、第2代皇帝ホンタイジが国号を「清」と改めました。これ以降、愛新覚羅家は中国全土を約300年間にわたって統治する至高の皇族となったのです。清朝の最盛期には皇族の身分秩序が厳格に定められ、爵位や領地、特権階級としての待遇が制度化されていました。
しかし、1912年の辛亥革命によって清朝は滅亡します。特権を失った皇族たちの多くは迫害や差別を避けるため、「愛新」の満州語の意味である「金」や、漢民族風の「趙」「肇」「羅」といった一文字の姓へと改姓を余儀なくされました。