日本人宇宙飛行士が月面へ!歴史的着陸の全貌と極秘選抜の裏側
新たな月探査時代を牽引する主役として熱い視線が注がれているのが、過去最多となる4000人超の応募者から選抜された諏訪理と米田あゆの2名だ。13年ぶりに行われたJAXAの宇宙飛行士選抜試験は、従来の理系偏重から「多様な専門性」へと評価基準を大きく転換させたことでも話題を呼んだ。
世界銀行で気候変動や防災の専門家として国際経験を積んできた諏訪理は、多国籍チームを束ねる卓越した調整力と危機管理の知見を宇宙の現場に持ち込む。一方、日本赤十字社医療センターなどで外科医として救急現場の最前線に立ってきた米田あゆは、極限状態での的確な状況判断と手技の精密さに定評がある。医師としてのバックグラウンドは、長期滞在におけるクルーの健康管理や生命科学実験においても計り知れない強みとなる。
基礎訓練を修了し、晴れて正式なJAXA宇宙飛行士として認定されたふたりは、すでに次世代ミッションのコアメンバーとして国際的な合同訓練へ合流している。テストパイロット出身者が大半を占めていた初期の宇宙飛行士像から、あらゆる学術・実務のエキスパートが宇宙を目指す新時代へ。ふたりの歩みは、日本の有人宇宙開発の新たな多様性を象徴している。