「ナウい」はどこへ消えた?昭和・平成の流行語がたどる意外な末路

「ナウい」はどこへ消えた?昭和・平成の流行語がたどる意外な末路とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

言葉の命運を大きく左右したのが、1980年代後半のバブル経済期における消費文化の狂騒だ。「ジュリ扇」「アッシー君」「メッシー君」といった過剰なまでに具体的な関係性を示すフレーズは、狂乱の時代背景と切っても切れない関係にあった。これらは単なる俗語ではなく、当時の過熱した都市生活のリアルな写し鏡だったと言える。

当時はテレビや週刊誌などのマスメディアが集中的に昭和流行語を喧伝し、全国津々浦々へ一瞬で拡散させる力を持っていた。しかし、バブル崩壊とともに社会の価値観が一変すると、それらの言葉は強烈な「古くささ」や「痛々しさ」を伴うようになり、一気に表舞台から姿を消した。消費社会の象徴であった言葉ほど、時代の終焉とともに急速に風化していくという皮肉な運命を辿ったのだ。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。