東京メトロの盲点:半蔵門線アスベスト問題が波紋、2026年改修現場で露呈した「昭和の遺産」と安全対策の全貌
東京メトロが公表した最新の環境モニタリングデータによると、改修エリア周辺の空気中石綿濃度は環境省が定める敷地境界基準(1リットルあたり10本以下)を下回っている。だが、環境保全工学の専門家は別の懸念を口にする。
「連続的な吸引リスクだけでなく、工事車両の出入りや空調ファンの稼働に伴う局所的な風圧変化が、静止状態の粉じんを舞い上がらせる危険性がある。単発の測定データだけで安全を言い切るのではなく、リアルタイムでの広域自動計測システムの導入とデータの即時開示が必要不可欠だ」と分析する。