「投票行って外食するんだ」の元ネタとは?25年愛される理由と真意
近年、国政選挙(衆院選・参院選)や東京都知事選などの大型選挙が行われる日曜日には、早朝からX上で「#投票行って外食するんだ」のハッシュタグや関連ワードが爆発的に拡散します。ユーザーは投票所の看板や自身の足元、そしてその後に訪れた飲食店でのラーメン、カレー、ステーキ、パフェなどの写真を投稿するのが定番の光景となりました。
この現象を後押ししているのが、全国の商業施設や飲食店が展開する「センキョ割(選挙割)」です。投票所で発行される「投票済証明書」(または投票所の看板前で撮影した写真など)を提示することで、割引やドリンクバー無料、麺大盛りなどの特典が受けられる仕組みが定着しています。
総務省が公表する年代別投票率データを見ても明らかなように、20代から30代の若年層における投票率は依然として課題を抱えています。そうしたなかで、「投票という義務」を「外食という体験」とセットにする行動様式は、政治への心理的障壁を取り払う実質的な市民運動としても機能しています。