岐阜工業高等専門学校の評判は本当?驚異の就職・編入実績と偏差値の真相
高専生の進路は、大きく「就職」と「進学」の2つに分かれますが、岐阜高専における特筆すべき特徴は、どちらの選択肢をとっても日本最高峰のルートが担保されている点です。
主要産業界を席巻する就職実績
本科5年生を卒業して就職するルートにおいて、岐阜高専の就職先はまさに日本の基幹産業そのものです。トヨタ自動車、デンソー、三菱重工業、川崎重工業、中部電力、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、NTTグループ、キーエンス、ファナックなど、名だたる超大手企業が採用枠を競い合います。大卒総合職でも入社難易度が極めて高いトップ企業に、20歳の若さで「専門職エンジニア」として正規採用される実績は、普通科高校から大学へ進むルートでは再現困難なアドバンテージです。
旧帝大・難関国立大への「大学編入」という最強の裏ルート
岐阜高専の卒業生の約40〜50%は進学を選択します。その中核を担うのが岐阜工業高等専門学校からの大学編入です。高専卒業生は、国立大学の工学部に「3年次編入」する資格を持ちます。この編入試験は、共通テスト(旧センター試験)のような多科目の一斉試験を必要とせず、数学・物理・専門工学・英語(TOEIC)および面接を中心とした個別試験で実施されます。
取材データが示す過去の編入先には、東京大学、京都大学、東京工業大学(現・東京科学大学)、名古屋大学、大阪大学、東北大学などの旧帝大・指定国立大をはじめ、豊橋技術科学大学や長岡技術科学大学、地元岐阜大学への進学がズラリと並びます。一般の大学受験のように複数大学の日程が重複しにくいため、複数の国立大学を併願できる制度的優位性も存在します。さらに、高専本科を卒業後に高専内の「専攻科」(2年間)へ進学し、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士(工学)を取得し、そこから東京大学大学院や名古屋大学大学院へダイレクトに進むエリート工学ルートも定着しています。