細見美術館の魅力解剖!若冲・琳派の名品と2026展覧会徹底案内
細見美術館の礎となったのは、大阪の繊維実業家であった初代・細見亮市氏(号:古香庵、1901–1979)から始まる細見家3代にわたる蒐集活動です。戦前・戦後の激動期において、散逸の危機に瀕していた日本美術の名品を私財を投じて守り抜いた軌跡は、日本の美術史においても特筆すべき功績として語り継がれています。
1998年に開館した同館の所蔵品は約1,000点に及び、その領域は神道・仏教美術から絵巻、室町水墨画、茶の湯釜、江戸絵画、近世近代の工芸まで多岐にわたります。公立の大規模美術館とは異なり、「一愛好家の美意識と情熱」によって厳選されたコレクションだからこそ、展示空間全体に一本の芯が通ったような深い鑑賞体験が得られます。