シニアの愛と欲望のリアル:長年連れ添う夫婦が深める絆の真実
こうした意識の変化を裏付けるのが、学術的なアプローチだ。日本性科学会などの専門機関は、高齢期におけるQOL(生活の質)向上において、性と親密性が果たす役割の重要性を長年指摘してきた。また、世界保健機関(WHO)が推進する「セクシュアル・ウェルビーイング」の概念も、年齢に関わらずすべての人間が身体的・精神的な満たされを得る権利を提唱している。老いを受け入れつつも、互いの存在を確かめ合う行為は、単なる快楽ではなく健やかなメンタルヘルスを保つための不可欠な要素なのだ。