【現地取材】公立高校の概念を変える「個の開花」— 2026年、神戸市立須磨翔風高等学校が示す地域共創と単位制教育の未来
チャイムが鳴ると、生徒たちはそれぞれの目的地へと足早に向かう。全員が同じ教室で同じ授業を受ける風景は、ここにはない。
同校の最大の特徴は、自らの進路や興味関心に合わせて時間割を自律的に設計できる単位制総合学科の仕組みだ。人文・自然科学といった学術系科目から、情報、福祉、国際表現、ビジネスデザインに至るまで、多種多様な講座が用意されている。1年次の丁寧なガイダンスを経て、生徒は「自分が社会で何を成し遂げたいのか」を問い続けながら、唯一無二の学びの軌跡を描いていく。