水戸黄門の弥七歴代俳優と交代の真相!初代から2代目の軌跡を解剖

水戸黄門の弥七歴代俳優と交代の真相!初代から2代目の軌跡を解剖を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

初代・風車の弥七を演じた中谷一郎は、映画『七人の侍』をはじめとする黒澤明監督作品や舞台で確固たる実力を誇った名優です。1969年の第1部放送開始から弥七役に抜擢されると、トレードマークの黒装束に身を包み、鋭い眼光と俊敏な身のこなしで瞬く間に視聴者を魅了しました。

弥七はかつて義賊の頭目であり、水戸光圀の器の大きさに心服して密偵となった設定を持ちます。助さん・格さんのように表立って一行と旅をするのではなく、先回りして敵の動向を探り、いざという時に天井裏や闇から颯爽と現れるスタイルは、中谷一郎の重厚な演技力によって時代劇屈指のヒーロー像へと昇華されました。

しかし、30年にわたり皆勤賞に近い形で出演を続けていた中谷一郎を病魔が襲います。1999年放送の第27部の撮影中、体調不良を訴えて検査を受けたところ、大腸がんが発覚しました。治療に専念するため番組を一時離脱し、第27部の途中で弥七は姿を消す形となります。

復帰を望むファンの声は大きく、中谷自身も現場復帰へ強い意欲を燃やしていましたが、闘病の末に病状が悪化。2004年4月1日、咽頭がんおよび肺炎のため73歳でこの世を去りました。初代・弥七の降板劇は、俳優本人の意思や制作側の都合ではなく、重い病気による不本意な離脱であったことが記録されています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。