神話解体!解禁文書が明かす金日成青年期の真実と抗日パルチザン
1945年8月、太平洋戦争が終結した時、金日成はソ連軍の軍服を着て元山港に上陸した。30代前半の若者にすぎなかった彼を、朝鮮人民は誰も知らなかった。当時、朝鮮半島で有名だった「伝説の抗日名将・金日成」は、かつて実在した別の老将軍や複数の抗日闘士のイメージを統合した幻影だった。
ソ連の占領当局は、従順で扱いやすい若い軍人だった彼を指導者として擁立する方針を固めた。平壌で開かれた歓迎集会で、ソ連軍の仕込みによって「抗日の英雄」として民衆の前に彗星のごとく現れた男——それが彼だった。のちに発足する朝鮮労働党は、この帰還劇を神聖化し、ソ連の関与や彼自身のソ連軍歴を公の記録から徹底的に消去した。一青年の経歴は、国家規模の情報捏造によって「白頭山の絶対的英雄」へと書き換えられていったのである。