ブラッドオレンジの赤の秘密!タロッコとモロの違いや旬を徹底解説
ブラッドオレンジの歴史とクオリティを語る上で欠かせないのが、原産地であるイタリアと、日本が誇る生産拠点との産地比較です。
地中海に浮かぶブラッドオレンジのシチリア産は、活火山エトナ山麓のミネラル豊富な火山灰土壌と、強烈な日差し、そして夜間に山から吹き降ろす冷気という理想郷で育ちます。EUの原産地名称保護(IGP)にも指定される「Arancia Rossa di Sicilia」は、世界的にも最高峰の芳醇さと力強い酸味を備えています。ただし、日本国内でシチリア産を味わう場合、生果の検疫や輸送距離の壁があるため、冷凍ストレートジュースや加工品としての流通が中心です。
これに対し、国内で目覚ましい躍進を遂げているのがブラッドオレンジの愛媛県産です。特に宇和島市や八幡浜市をはじめとする南予地方は、年間を通じて温暖でありながらリアス海岸の段々畑特有の地形を持ち、潮風と強い日射、水はけの良い土壌に恵まれています。愛媛の柑橘農家による長年の栽培技術と丁寧な水管理によって、本場シチリアに引けを取らない濃厚な国産ブラッドオレンジが生み出されています。
国産生果最大の強みは「樹上完熟による圧倒的な鮮度」です。収穫直後のみずみずしい果汁感と、もぎたてのフレッシュなアロマをそのまま食卓で味わえる贅沢は、愛媛県産をはじめとする国産ならではの特権と言えます。