是枝裕和が認めた天才・蒔田彩珠の凄み!最新作と舞台裏の未公開素顔
セリフの合間にある「間」や、相手の言葉を受け止める「リアクション」にこそ、彼女の真骨頂がある。近年の日本映画界では、分かりやすい感情表現やインパクト重視の演技が好まれる傾向も一部にあるが、彼女のスタイルはその真逆を行く。
感情を大袈裟に表現するのではなく、むしろ体内に溜め込み、目線の落とし方や指先のわずかな震えで表現する。だからこそ、観客は彼女が演じるキャラクターの痛みに自分の体験を重ね合わせずにはいられない。濃密なヒューマンドラマを成立させるための強度と繊細さを兼ね備えた表現力は、今後の日本映画を支える大きな柱となっている。