プロ直伝のカツオの捌き方!身割れを防ぐコツと絶品タタキの極意
節取りが終わったサクを、用途に合わせて仕上げていきます。皮を引くか、皮を残して炙るかで味わいは劇的に変化します。
皮引きの手順:
尾側の端の皮と身の間に包丁の刃先を入れ、皮の端を手でしっかりと掴みます。包丁をまな板とほぼ平行に寝かせ、包丁を動かすのではなく「皮を左右に細かく引き引っ張る」ようにして剥がしていきます。包丁の刃を身の方に向けないことが、皮側に身を残さないための基本です。
美味しい刺身の切り方:
刺身にする際は、身の繊維方向に対して直角に包丁を当てます。刃元から切っ先までを長く使い、一気に引き切るのが鉄則です。途中で包丁を前後にギコギコと動かすと、断面の角が丸くなり、舌触りと風味が損なわれます。
極上タタキの作り方と炙り方:
タタキにする場合は皮を残したまま金串を数本末広状に打ちます。強火のガスコンロ、または藁やバーナーを用いて一気に強火で炙ります。配分は「皮面を8割、身の表面を2割」。皮下の脂をパチパチと沸騰させ、香ばしい焦げ目をつけるのが目的です。
炙り終わった直後、家庭では氷水に落として冷やす手法が広く知られていますが、実は氷水につけるとカツオの旨味が水に溶け出し、水っぽくなるデメリットがあります。本格的に仕上げるなら、炙った直後にバットへ移し、うちわや保冷剤の上で急速に空冷し、粗熱を取ってから切り分ける「温タタキ」「空冷タタキ」が推奨されます。