中国で愛される「萨莉亚」の正体!サイゼリヤが海外で大勝する理由
中国の主要都市を歩くと、ショッピングモールの一角に長蛇の列を作る「萨莉亚」の看板が目に入ります。現地でサイゼリヤ中国人気の理由を探ると、単に「価格が安い」という要素にとどまらない、独自のポジションを確立している実態が見えてきます。
中国の外食市場において、本格的な西洋料理(洋食・イタリアン)は長年「高級で敷居が高い特別な日の食事」という位置づけにありました。一般的なイタリアンレストランでパスタやピザを一品頼めば60元〜100元(約1,200円〜2,000円)を超えるケースが珍しくない中、萨莉亚は本格的なパスタやピザを15元〜30元前後(約300円〜600円)という破格の日常価格で提供しています。
現地の大手SNS「小紅書(RED)」や「Weibo」では、「学徒穷鬼的西餐天堂(貧乏学生にとっての洋食天国)」や「西餐界のエバーグリーン」といった愛着を込めたハッシュタグが日常的に飛び交っています。清潔な店内環境、スピーディーな配膳、そして誰でも気兼ねなく楽しめる洋食体験が、合理的な消費を重んじる現代の中国消費者の心を完全に掴んでいます。