鳥軟骨は本当に体に悪いのか?痛風・コレステロールの真相を検証
鳥軟骨を語る上で避けて通れないのが、構造タンパク質の代表格であるコラーゲンだ。かつては「経口摂取したコラーゲンはアミノ酸に完全に分解されるため、関節や美肌に直接作用しない」とする見解が支配的だった。しかし、近年の分子生物学研究はその常識を塗り替えつつある。
学術データベースPubMedや日本の学術ポータルJ-STAGEに蓄積された最新の研究論文群では、経口摂取されたコラーゲンペプチド(特にプロリルヒドロキシプロリンなどの生理活性オリゴペプチド)が血中に移行し、軟骨細胞や線維芽細胞を刺激して自己修復シグナルを活性化する機序が次々と報告されている。栄養疫学の観点からも、軟骨由来の加水分解ペプチドが関節炎症状の緩和や腱組織の柔軟性維持に寄与する可能性が示唆されている。
もちろん、軟骨を食べた翌朝に膝の痛みが劇的に消えるような魔法の薬ではない。だが、長期的な結合組織のメンテナンスという観点において、鳥軟骨が供給する基底アミノ酸群は極めて機能的な生体素材となり得る。