風邪でダメな食べ物とは?悪化させるNg食品と正しい食事法
風邪をひいた際、多くの人が「栄養をつけなければ」という強迫観念から食事量を増やしたり、濃厚なメニューを選んだりしがちです。しかし、人体のエネルギー消費において、通常の健康時でも消化・吸収には基礎代謝の約10〜15%が消費されています。内臓が疲弊している発熱期に重い食事を摂ると、消化器への血流が優先され、免疫細胞が活発に動くためのエネルギーが大幅に削がれてしまいます。
特に危険なのが「脂質の多いスタミナ食」「強い酸味や刺激物」「極端に冷たい・熱い食品」です。胃の滞留時間が長い脂っこいものは胃もたれや吐き気を誘発し、酸味の強い果物は荒れた粘膜を直接攻撃します。体力をつけるための食事が、結果としてウイルスの増殖を許す環境を作り出してしまうという生理学的矛盾が生じているのです。
風邪の初期からピーク時にかけて最優先されるべきは、「胃腸の完全休養」と「最小限の負担で吸収できる糖分・水分の確保」に他なりません。体に良いと信じ込まれている伝統的な食事療法の中にも、医学的には逆効果となる落とし穴が数多く存在します。