漢方の「満量処方」とは?半量との違いや副作用リスク・選び方を徹底解説
市販の漢方薬で見かける「満量処方」とは、厚生労働省が定める「一般用漢方製剤製造販売承認基準」の上限値となる1日分の生薬配合量を使用し、そこから抽出したエキスを全量(100%)配合して作られた漢方製剤を指します。
漢方薬は複数の乾燥生薬(植物の根や皮、鉱物など)を組み合わせて煎じ、その成分を抽出して顆粒や錠剤に加工されます。このとき、基準で認められている最大量の生薬を贅沢に使って抽出されたものが満量処方です。
ここで気になるのが、医療用漢方と一般用漢方の違いです。病院で医師が処方する医療用漢方製剤の多くは、基本的にこの満量に相当する生薬量で作られています。一方、ドラッグストアで購入できる市販の一般用漢方薬は、長年にわたり安全性を最優先して「2/3量」や「1/2量(半量処方)」に抑えて製造されるのが主流でした。しかし、製剤技術の進歩や消費者ニーズの高まりを受け、市販薬でも医療用と同等の生薬エキス量を誇る満量処方の商品が多数登場しています。