夏目雅子ヌードに秘めた真相|家族の反対を越え挑んだ伝説の女優魂
東京・六本木の老舗輸入雑貨商の家庭に生まれ、何不自由なく育った夏目雅子が芸能界で脚光を浴びたのは、1977年のカネボウ「クッキーフェイス」キャンペーンガールへの起用でした。灼熱の太陽の下、小麦色の肌に水着姿で眩しい笑顔を振りまく姿は日本中の視線を釘付けにし、一躍トップアイドルとしての地位を確立します。
さらに1978年には、日本テレビ開局25周年記念ドラマ『西遊記』で三蔵法師役に大抜擢されます。男性僧侶である三蔵法師を神秘的かつ気品あふれる女性が演じるという斬新なキャスティングは社会現象を巻き起こし、彼女の「清純で美しいお嬢様女優」というパブリックイメージを決定づけました。
しかし、世間からの絶大なぜいた賛辞とは裏腹に、本人の胸中は激しい焦燥感に苛まれていました。どれだけ人気を博しても、周囲からは「容姿だけのマスコット」「お人形のようなお嬢様」と見なされ、本格派の演技者として正当に評価されない悔しさを抱えていたのです。「本当の女優になりたい」という強烈な飢渇感こそが、後の大胆な路線転換へのマグマとなっていきました。