糖尿病1型と2型の違いとは?原因・初期症状と2026年最新治療の真相

糖尿病1型と2型の違いとは?原因・初期症状と2026年最新治療の真相とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

糖尿病の根底にあるのは、膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌される「インスリン」の作用不足です。しかし、その不足が生じるプロセスは1型と2型で決定的に異なります。1型糖尿病の原因は自己免疫の異常であり、本来はウイルスなどの外敵を攻撃するはずの免疫システムが自身のβ細胞を破壊してしまうことで発症します。一方、2型糖尿病はインスリン分泌能力の低下とインスリンの効きにくさ(抵抗性)が組み合わさることで引き起こされます。

項目1型糖尿病2型糖尿病編集部の見解・評価主な原因自己免疫反応、特発性(原因不明)遺伝的素因+生活習慣(過食・運動不足・肥満・加齢など)1型は生活習慣と無関係。病名が同じでも発症機序は別物好発年齢小児〜青年期(10〜20代)に多い(※中高年発症の緩徐進行型もあり)中高年(40歳以上)に多い(近年は若年層の肥満に伴う発症も増加)1型発症年齢の幅広さへの認知拡大が不可欠日本国内の割合患者全体の約3〜5%患者全体の約90〜95%社会一般のイメージは患者数が多い2型に偏りがち基本治療方針インスリン療法が必須(生命維持に直結)食事療法・運動療法、経口血糖降下薬、GLP-1受容体作動薬など2型も病状進行によりインスリン投与が必要となるケースあり遺伝的要因の強さ直接的な遺伝確率は極めて低い(家族内発症は数%未満)遺伝的素因が強い(両親が糖尿病の場合、約40〜50%の確率で発症リスク増)2型は体質を受け継ぐが、生活習慣の管理で発症抑制が可能

日本における糖尿病の診断基準は、HbA1c(ヘモグロビンA1c)値が6.5%以上、かつ「早朝空腹時血糖値126mg/dL以上」または「随時血糖値200mg/dL以上」を満たした場合に確定診断されます。数値の判定基準自体は1型・2型共通ですが、体内でインスリンがどの程度自給できているかを測る「血清Cペプチド検査」や「抗GAD抗体」などの自己抗体検査を行うことで、正確な病型判定が下されます。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。