常磐線直通で東京・品川が激変!混雑を回避する通勤新ルート解説
この劇的な直通運転を支えているのが、かつて「東北縦貫線計画」と呼ばれた国家的インフラ整備だ。東京駅と上野駅の間にある約3.8キロメートルの区間には、新幹線の高架上にさらに高架橋を新設するという、世界でも類を見ない難工事が敢行された。重層高架を駆け上がる急勾配を克服し、2015年に上野東京ラインが開通したことで、首都圏の鉄道路線網は劇的な変貌を遂げた。
東海道線と宇都宮線・高崎線が広域な相互直通運転を行うなかで、常磐線(常磐快速線)は品川駅を南端の拠点として直通する独自の運行形態を築いている。直流・交流の両電源に対応する車両性能と、緻密に管理された信号保安装置の融合によって、長距離を結ぶ大動脈としての安定運行が日々維持されている。