痛みのオノマトペで病気を見抜く!ズキズキ・キリキリの正体と伝え方
Q1:子どもが「お腹がシクシクする」と言っていますが、どういう状態ですか?
A1:「シクシク」は、激痛ではないものの、地味に持続する鈍い痛みを指す言葉です。小児科領域では、便秘による腸の軽度な拡張、初期の感染性胃腸炎、あるいは精神的なストレス(心因性腹痛)で頻繁に訴えられます。痛がる部位がへその周囲から右下腹部へ移動していないか(虫盲・虫垂炎の兆候)、発熱や下痢・嘔吐がないかを注意深く観察してください。
Q2:痛みの表現が自分でもよく分からない時はどう伝えればよいですか?
A2:無理にひとつのオノマトペに絞る必要はありません。「針で刺されるような感じ」「重い石を乗せられたような感じ」「焼けるような感じ」といった例え話(直喩)で十分伝わります。あわせて「10点満点で言えば何点くらいの強さか(痛みの数値評価:NRS)」を数字で伝えることも、医師にとって非常に客観的な判断材料になります。
Q3:病院の問診でオノマトペを使うと曖昧で嫌がられませんか?
A3:全く嫌がられません。むしろ日本の医師や看護師は、患者が語るオノマトペから病態(侵害受容性か神経障害性かなど)を無意識に推測しています。遠慮なく感じたままのオノマトペを使い、そこに「いつから」「どこが」「どんな風に変化したか」という事実情報を肉付けして伝えることが最善のアプローチです。