庭の黒いトゲトゲ虫は益虫か害虫か?てんとう虫幼虫の見分け方と生態
てんとう虫の幼虫が活動するピークは、アブラムシが爆発的に増える4月中旬から6月頃、および秋口の9月から10月頃です。卵から孵化した幼虫は、3回ほどの脱皮(1齢〜4齢幼虫)を繰り返しながら急速に成長します。
幼虫期間はおよそ2〜3週間と非常に短く、十分な栄養を蓄えると葉の裏や茎、近くの壁などに尾部をしっかりと固定して動かなくなります。これが「前蛹(ぜんよう)」と呼ばれる状態で、数日後に皮を脱いで蛹(さなぎ)になります。
蛹の期間は約1週間程度です。触れるとピクッと背中を跳ね上げる独特の防御行動を見せます。やがて背中が割れて成虫が羽化しますが、羽化したての大人は鮮やかな赤や黒ではなく、全体が柔らかい黄色無地です。空気に触れて翅が乾くにつれて、数時間から半日ほどで遺伝子に刻まれた固有の斑点模様が浮き上がってきます。成虫になったてんとう虫は、秋が深まると木の皮の隙間や落ち葉の下、石の隙間などに集まり、集団で越冬して次の春を待ちます。