プロ直伝!肘のテーピングの巻き方と痛みを防ぐ2026年最新手順
肘の痛みを解消するためには、痛む部位に合わせた的確なアプローチが求められます。ここでは、現場で最も頻度の高い3大症状に対する最新の施工手順を解説します。準備するものは、伸縮性に優れ汗に強い50mm幅の撥水キネシオロジーテープ(ニチバン製「バトルウィン SEHA50F」など)と、皮膚を傷つけない専用のテーピングハサミです。テープの端はあらかじめ角を丸くカットしておくことで、衣類との摩擦による剥がれを劇的に防ぐことができます。
1. テニス肘テーピングの巻き方(肘の外側上顆炎テーピング詳細まとめ)
肘の外側にある出っ張った骨の周辺が痛む場合の手順です。手首の反らし動作による外側上顆への衝撃を逃がす構造を作ります。
① 肘を軽く曲げ(約90度)、手首を手のひら側に軽く曲げた姿勢をとります。
② 1本目のテープ(長さ約20〜25cm)の端を手首の甲側(やや親指寄り)にテンションをかけずに貼り付けます。
③ テープを約20%軽く引き伸ばしながら、前腕の外側を通って肘の外側の骨(外側上顆)の上を通過させ、上腕外側に向けて貼り上げます。最後の5cmは引っ張らずに皮膚へ密着させます。
④ 2本目のテープ(長さ約15cm)を用意し、肘の痛むポイントから指2本分ほど手首側の筋肉が盛り上がっている位置に、腕を一周させないよう前腕の外側半分をクロスするように横向きに軽く圧迫して貼ります。これが「カウンターフォース効果」を発揮し、腱への衝撃を遮断します。
2. 野球肘テーピング内側の貼り方&ゴルフ肘テーピングの効果と理由
肘の内側が痛むゴルフ肘や、投球の加速期・フォロースルー期に生じる野球肘へのアプローチです。もりの木整骨院などの専門家も指摘するように、手首を巻き込む筋肉(円回内筋や橈側手根屈筋)のストレスを逃がすことが主眼となります。
① 肘を90度に曲げ、手のひらを上に向けた状態で手首を軽く反らせます。
② 1本目(約25cm)を手首の内側親指の付け根付近からスタートし、前腕の内側筋肉群をなぞるように肘の内側の骨(内側上顆)へ向けて引っ張りながら斜めに貼ります。
③ 肘の内側側副靭帯テーピング固定法を併用する場合、肘関節の内側を安定させるため、肘の内側の関節裂隙(骨の継ぎ目)を中心として「X字型」になるようテープを2本クロスさせ、外反ストレス(肘が外側に折れ曲がる力)を制動します。
3. 肘の過伸展制限テーピング手順
格闘技や球技で、肘が逆方向に反り返ってしまうのを防ぐための手順です。この場合はホワイトテープ(非伸縮テープ)または強粘着の伸縮テープを使用します。
上腕部と前腕部にそれぞれアンカーテープを巻き、肘を約30度曲げた状態で関節の前側(肘窩)にクロス状のサポートテープを掛け渡します。これにより、肘が180度以上伸びようとする力を物理的なロックで制限し、関節包や靱帯の損傷を未然に防ぎます。