なぜ国民的競技は煙たがれるのか?野球嫌いが急増する5つの深層
日本野球の屋台骨を支える組織の体質も、批判の矛先から逃れることはできない。一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)が抱える旧弊なイメージは、競技全体の好感度を大きく損ねてきた。
球場内での過激な応援マナーや、SNS時代にそぐわない肖像権の厳格すぎる縛り、酷暑のなかで球児に連投を強いる大会運営。長年にわたり指摘されながらも遅々として進まない改革スピードは、オープンでフェアな価値観を重んじる現代の消費者から失望を買っている。
「伝統の継承」という美名のもとに温存されてきた特権意識や不透明さは、競技の魅力を自ら削ぎ落とす行為に等しい。外からの視線に鈍感であり続けた組織の姿勢が、世間の「野球離れ」「野球嫌い」を加速させた側面は否定できないだろう。